本記事では『WebディレクターとWebマーケターの違い』について徹底紹介します。
本記事の執筆者
新卒でWebディレクターとして入社し現在7年目になります。また、現在では、Webマーケターと一緒に仕事する機会もあります。
WebディレクターとWebマーケター名前が似ていますが、やっている仕事内容は結構異なります。
そこで本記事では、WebディレクターとWebマーケターの違いから、記事後半では、それぞれの年収の違い(どちらが高いの?)も徹底的に紹介します。
Webディレクター・マーケティングの職種を理解することで自分にどちらが向いているのかも知ることができ、その後のキャリアも変わっていきます。
『自分がどちらに向いているのか?』『両者の違いについて知りたい!』と疑問に思っている方の参考になりましたら幸いです。
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WebマーケターとWebディレクターの違いは?
WebマーケターとWebディレクターの違いは?
Webマーケターとディレクターの違いについて『仕事内容、必要なスキル、年収』から紹介します。
1. Webマーケターは『マーケティング』に携わる職業!
Webマーケターを一言で言いますと、言葉の通りWebを用いてマーケティングを行います。
ただ、Webを用いてマーケティングをするといっても具体的なイメージが難しいかもしれません。
具体的に、WebサイトやSNS、ネット広告などを使ってユーザーを集客して、自社のサービスや商品の購入につなげる施策を考えます。
Webマーケターは、Web上でユーザーをどうやって集客して、購入してくれるかを日々考えながら仕事をしているわけです。
そして、Webマーケターに求められる主なスキルは以下です。
- SEO(検索エンジン最適化)を意識した記事コンテンツ戦略立案
- Web広告(リスティング・ディスプレイ広告)の運用
- Googleアナリティクスを使ったアクセスデータ解析スキル
- SNS広告を使って新規ユーザーの獲得・会社のブランディング
Webマーケターといっても求められるスキルは多種多様です。
繰り返しになりますが、企業の売り上げを伸ばすため、どのチャネルを使ってユーザーを集客して企業に貢献するのかを考えるのがWebマーケターの仕事です。
なので、全部のスキルを求められることはなくWebやSNS(Twitter,Instagram)といった1つの分野に特化した専門スキルが求められる感じです。
また、Webマーケターは数値を使って論理的に根拠を示すことが多いのでアクセス解析能力があるとかなり強いです。
2. Webディレクターは『プロジェクト』を指揮する職業!
一方で、WebディレクターはWeb制作におけるプロジェクト全体を指揮する役割です。
Webマーケターが全体の売り上げや戦略を考えるのに対して、ディレクターはサイトのリニューアルが問題なく行えるように進行管理をする仕事ですね。
具体的にやる仕事は以下です。
- サイト公開のために要件を整理
- サイト公開までのスケジュールの作成
- クライアントへのコミュニケーション
- デザイナーやコーダーのアサインや制作の指示
上記以外にも他にもありますが、ディレクターがやる仕事内容はこんな感じす。
ちなみに、Webディレクターはサイトだけではなくアプリ開発を担当することもあります!
なので、Webマーケターと違いWebディレクターに求められるスキルは以下です。
・要件定義スキル
・スケジューリングの管理能力
・顧客とのコミュニケーション能力
・制作現場への指示だし
・コミュニケーションツールの活用スキル
・HTML,CSS,JavaScriptといったコーディングスキル
・サーバーやバックエンドの基本的な知識
クライアントから要件をヒアリングしたり、デザイナーやエンジニアへの指示だしをすることが多いので高いコミュニケーション能力が必要になります。
また、クライアントとコミュニケーション能力をするには高度なWeb知識が求められます。
とっさの質問がきてすぐに返答するには、Webの知識がないと正直コミュニケーションが続きません。
なので、WebディレクターにはHTML,CSSといったプログラミングやデザインの理解も必要になりますし、サーバーや通信関係の知識がすごく必要なんです。
まとめると、Webディレクターはサイトやアプリを無事に公開するための『Webのスペシャリスト(管理職)』だと思えばイメージしやすいです。
Webマーケター・ディレクターの年収の違い
Webマーケター・ディレクターの年収の違い
Webマーケター・ディレクターは、求められるスキルが多く需要があるため年収は平均よりやや高めです。転職エージェントdoda社が行った調査によると、それぞれの平均年収は以下の通りです。
日本の平均年収 | Webマーケターの平均年収 | Webディレクターの平均年収 | |
20代 | 345万 | 365万円 | 374万円 |
30代 | 442万 | 462万円 | 468万円 |
40代 | 507万 | 527万円 | 554万円 |
※参照サイト:doda調べ
Web業界の需要が高まっていることもあり、Webマーケター・ディレクター共に平均年収は高いです。
高度なスキルを持っていたり、今までこなしてきた案件によってもちろん年収は変わってきますが、将来性はまだまだ期待できそうです。
ただ、年収は高いけど『求められるスキルは多いしそれだけ大変だから自分には合わないかもしれない...』と思うかもしれません。
実際に、適性も含めてWebディレクター・マーケティングに向いている方について、僕の経験から詳しく紹介します。
Webマーケター・ディレクターに向いている人
Webマーケター・ディレクターに向いている人
『自分はWebマーケター、Webディレクターどっちが向いているの?』と思うかもしれません。
Webマーケターに向いている人
まずはWebマーケターに向いている方の特徴は以下です。
Webマーケターに向いている人
・好奇心旺盛
・変化を好む
・数値を使って論理的に考えるのが好き
Webマーケターは数値を元に施策を考えることが多いので、ロジカルに物事を考えるのが好きな方は向いている気がします。また、市場の変化に敏感で施策をどんどん考えていくのが好きな方も向いているのかなと。
Webディレクターに向いている人
一方で、Webディレクターに向いている方は以下です。
Webディレクターに向いている人
・真面目で丁寧
・柔軟に対応できる
・Webサイトが好き
・継続的に続けられるのが苦に感じない
・人とのコミュニケーションが嫌いじゃない
Webディレクターは、サイトを公開するまでに長期間1つのプロジェクトをやります。
この期間では、クライアントやメンバーと些細なことでも常にコミュニケーションしないといけないんですよね。
なので、辛抱強くそして柔軟に対応しないといけない場面が多くあり、こういった場面でもそつなくこなすのが好きな方は向いているのかなと。
また、ディレクターをやっていてもアクセスの分析をして画面設計書を作成することもありますしマーケター寄りの仕事をします。
Webに関する身につくスキルも多いですし、『Webサイトがとにかく好き!』といった方はディレクターは向いている気がします。
なお、Webディレクターに向いているかの以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください!
-
Webディレクターがしんどくて辞めたい!向いている人・向いてない人の特徴
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未経験でWebマーケター・ディレクターを目指す方法
未経験でWebマーケター・ディレクターを目指す方法
Webマーケター・ディレクターどちらの職種を選んでおくにしても、まずは基本的なWebに関する学習をしておくのがオススメです。
冒頭でも紹介しましたように、それぞれの分野で必要なスキルとしては、
- SEO(検索エンジン最適化)
- Webライティング
- Googleアナリティクス
- Webデザイン
- HTML,CSSといったプログラミング
になります。
Webに関する学習方法は独学でしたり、スクールに通って集中的に学ぶなど色々と手段はあります。
Webマーケターであれば、『SEO』『広告運用の方法』『Googleアナリティクスの使い方』は学んでおいて損はありません。
また、Webディレクターを目指したいのであれば、まずはWebサイトがどういった工程で作られるのかを理解しておくのがオススメです。
以下でWeb業界で働いて勉強しておくといいことについて、まとめて紹介していますので参考にしてみてください。
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Webディレクターになるための独学・勉強方法6選【転職・稼ぐ方法】
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また、Web系に強い転職エージェントについて以下記事で紹介しているのでこちらもどうぞ。
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【2024年】Webディレクターにオススメの転職エージェント7選を徹底解説!
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未経験OKの求人もあったり人材派遣での求人など、どういったスキルが求められる求人があるのかをみてみるのもアリです。
WebディレクターとWebマーケターの違いは?:まとめ
今回はWebディレクターとWebマーケターの違いについて紹介しました。
ただ、共通していえるのがWebに関する高い専門性が求められることです。
今後もWeb業界の需要は高いと思いますし、WebマーケティングとWebディレクターとしての経験や両方のスキルを身につけておくことで、かなり重宝されます。
本記事を読み、Webディレクターとマーケティングの違いが分かり少しでも興味を持ちましたら幸いです。
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